キュレーションメディアとは

キュレーションメディア マーケティング用語

キュレーションメディアとは

キュレーションメディアとは

最近、キュレーションメディアという言葉を目にする機会が増えてきました。

今回は、グノシー(Gunosy)やスマートニュース(SmartNews)、NAVERまとめなどよく耳にするようになった キュレーションメディアとは? について説明してみることにします。

キュレーションメディアとは、正確な定義はありませんが、コンセプトに沿って情報を取捨選択しつなぎ合わせる(情報をまとめる)ことができ、これによって作られ公開されたコンテンツが5割以上ある、という共通点をもったメディアのことをいいます。
また、ネット上での雑誌のような立ち位置でもあり、構造も雑誌に近いものがあります。雑誌代わりになるようなサイトもあるほどです。

キュレーションメディアの3つのタイプ

このキュレーションメディアは大きく3つに分けることができます。

一つ目は、機械が記事を選別しているタイプです。選別方法は様々で、SNS上の投稿からアルゴリズムで判断するものなどがあります。

二つ目は、その分野の専門家が選別をしているタイプです。機械ではなく人が選別をしているため、人によって選ぶ記事に幅が出てきます。

三つ目は、ユーザーが情報を切り取って記事を作成し投稿するタイプです。これは記事を選別するのではなく、既存の記事から新たな記事を作り出しています。

近年、三つ目のユーザーが投稿するタイプのメディアが非常に多く出てきており、利用者も多いサービスです。NAVERまとめサイトをはじめとして、ネット上には、このように作成された記事が非常に多く存在しています。しかし、これは既存の情報や記事を、切り貼りして新たな記事を作るため、元の記事の製作者に対しての著作権違反になるのではないか、という問題もあります。

スマートフォンが普及して以来、情報収集の方法もスマートフォンを利用するなど、デジタル化が進んできました。その情報収集にもキュレーションメディアなどの新規メディアは利用されていますが、スマートフォンに最適なメディアが開発されるなど、情報収集の方法は近年で大きく変化しました。それに対し新聞等の既存メディアは、デジタル分野での情報発信に不得手な部分があるため、既存メディアから新規メディアへの転換期ともいわれています。

また、非常に多くのキュレーションメディアが作られ、そこで作成された記事が多く存在していますが、数が多い分、差別化も重要になってきます。多くのサイトでは、差別化をするために、既存の記事を選別して表示するだけでなく、オリジナルコンテンツの配信に力を入れていく動きが出ています。これにより、内容が似通ってしまうのを防ぎ、差別化ができます。

この新規メディアとなるキュレーションメディアは、今後も多くのサイトやサービスが増えていき、情報収集や情報の発信の場として選択肢も増え、さらに発展していくものと考えられます。

 

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