ネット掲示板の書き込み対策をするべきか?

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ネット掲示板の書き込み対策をするべきか?

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本題の「ネット掲示板の書き込み対策をするべきか?」に戻りましょう。

結論を言えば、対処療法的に都合の悪い評判の書き込み・ネガティブ情報を“消す”べきではありません。悪い評判の書き込みやネガティブ情報は消しても、雨後の筍のようにまたどこかに生じていきます。その度に書き込み・ネガティブ情報を“消す”のでは、もぐら叩きのようなものです。

さらに、不都合な内容を消したとしてネット炎上する危険性もはらみます。そして、一度、ネット炎上すれば、例えば自社名で検索すると、ズラッとネガティブ情報が並ぶ事態になります。

悪い評判の書き込みやネガティブ情報は、クレーム処理のようなものです。
クレームを受けた場合、クレームをなかったことにするのではなく、なぜクレームを受けたのか、を組織として認識し、悪いところを改めて、再び同じことがないようにしていくことが重要なのと同じで、ブログや掲示板に書き込まれた内容を真摯に受け止め、社内を改善していくことが重要です。

悪い評判の書き込み・ネガティブ情報を“消す”業者は、ポジティブ情報をもってネガティブ情報の影響を相対的に下げるわけですが、そんなやらせ的な手法で行うのではなく、自社の業務を改善していき、お客様の良い評判で悪い評判を駆逐していくべきでしょう。

 

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