三波春夫 最後の言葉〜辞世の句

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三波春夫 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、三波春夫の最後の言葉として、三波春夫の辞世の句を紹介してみることにします。

三波春夫の最後

三波春夫は、「お客様は神様です」のフレーズでも有名な昭和を代表する演歌歌手の一人です。芸能界でも有数の読書家であるとともに、北桃子の俳号で知られる俳人でした。晩年は、前立腺がんで闘病を余儀なくされましたが、歌手活動を続け、闘病から約7年後の2001年4月14日、都内の病院で亡くなりました。享年77歳でした。

そんな三波春夫の辞世の句と言われているのが以下の句です。

三波春夫 辞世の句

「ふるさとを 見せてやろうと 窓の雪」

「逝く空に 桜の花が あれば佳し」

新潟県生まれの三波春夫にとって、珍しく大雪となった都内の雪化粧が故郷を思わせたのでしょう。「ふるさとを 見せてやろうと 窓の雪」と詠んだ後、辞世の句を意識したのか、続けて「逝く空に 桜の花が あれば佳し」と詠んでいます。

三波春夫が死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この三波春夫の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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