大石主税 最後の言葉〜辞世の句

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大石主税 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、大石主税の最後の言葉として、大石主税の辞世の句を紹介してみることにします。

大石主税の最後

大石主税は、吉良邸への討ち入りで有名な赤穂浪士四十七士の一人で、大石内蔵助の長男です。幼い時から聡明であったと伝えられ、主君の浅野内匠頭からも可愛がられていたようです。吉良邸への討ち入りでも副将として裏門の指揮をとっており、本懐を遂げて後、切腹した時にも堂々とした態度で見る者を感服させたとされています。

1703年3月20日、公儀の名により預け先の松平定直屋敷で切腹。享年は15〜6歳でした。

そんな大石主税の辞世の句と言われているのが以下の句です。

大石主税 辞世の句

「あふ時は かたりつくすとおもへども 別れとなれば のこる言の葉」

現代文に訳すなら、「毎日顔を合わせていた時には、十分に語り尽くしたと思っていたけれど、いざ別れてもう二度と会うことがないと思うと、まだまだ話したいことがたくさんあったのにと、とても心残りな気持ちになる。」といったところでしょうか。

大石主税が死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この大石主税の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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