小田原評定(おだわらひょうじょう)

故事成語 故事成語・ことわざ

小田原評定(おだわらひょうじょう)

小田原評定(おだわらひょうじょう)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

「小田原評定(おだわらひょうじょう)」

という故事成語です。

「小田原評定(おだわらひょうじょう)」とは

「小田原評定」とは、
いつまでたっても結論が出ない長時間の会議のこと」を指します。

「小田原評定」は、1590年に行われた豊臣秀吉による北条氏への小田原征伐の際、豊臣秀吉の大軍に包囲された小田原城で北条氏の重臣たちが講和か籠城かで評議したものの、いつまでたっても結論が出なかったという故事にちなんでいます。

「会議が多くて長い会社は潰れる」と言われることもありますが、そもそも会議はお金を生み出すものではありません。頻繁にある会議やその準備のために外回りができないと嘆く営業マンをたまに見かけますが、多くの人を決まった時間に拘束する以上、手短に手際よく効率的に進めていくことが重要です。

なぜ会議をするのか、今回の会議の到達点をどこに持つのかを会議を仕切る人がしっかり意識して実施しなければ、「小田原評定」のような会議になってしまうでしょう。

 

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