弓折矢尽(きゅうせつしじん)

故事成語 故事成語・ことわざ

弓折矢尽(きゅうせつしじん)

弓折矢尽(きゅうせつしじん)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

弓折矢尽(きゅうせつしじん)

ということわざです。

「弓折矢尽(きゅうせつしじん)」とは

「弓折矢尽(きゅうせつしじん)」とは、
弓が折れ、射る矢もすでに尽きたたとえから「戦う手段が全くなくなること。または、万策尽きてどうにもならなくなること」を意味します。

ビジネスにおいて「弓折矢尽」状態をあまり想像したくはありませんが、ギリギリまで諦めず、本当に万策尽きた状態なのかを考える必要があります。絶望的な状況であっても少しでも目標に近づく努力を続けることによって、事態が急展開する経験を私自身何度も体験してきました。

諦めればその時点で終了ですが、諦めずギリギリまで足掻くことで生き抜く可能性は生まれてきます。ビジネスにおいては「弓折矢尽」と潔く諦めてしまうことは、わずかであっても切り抜ける可能性を捨てることだと思います。時には、往生際が悪いことも必要なのかもしれません。

 

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