事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ(西郷隆盛)

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事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ(西郷隆盛)

事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、「名言・格言」として伝わってきました。

その中から、時を超えて現代においても、人生に様々な示唆を与えてくれる「名言・格言」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

「事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ」

という西郷隆盛の名言・格言です。

西郷隆盛(1828年1月23日〜1877年9月24日:享年49歳)は、幕末から明治初期に活躍した軍人・政治家です。薩摩藩の藩士として明治維新を牽引し、江戸城の無血開城でも有名です。明治維新の功労者とも言える西郷隆盛ですが、西南戦争で敗れて自刃するまでの間、今の世でも色あせない数多くの名言・格言を残しています。

今回ご紹介した「事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ」という名言・格言ですが、現代語に訳すなら「何か事を為そうとする時に、考えが足りなくても心配することはない」となります。

物事を実行しようとする時、一人で考え込むことがあります。もちろん、事を為そうとするなら熟慮することも大切なのですが、あらゆる事態を想定しようと一人で考えていても、物事は1ミリも進みません。

ある程度熟慮し、自ら確信を持てる段階に来たなら、後は、その内容を仲間に話し、賛同者を増やしていきながら、物事を進めていくことが重要です。自分の頭の中で考えられることはちっぽけです。より多くの人と話し合って、実際に行動していく中で、様々なアドバイスやヒントを得て、一歩一歩成功につながっていきます。

私の経験でも、物事の成否は、その人の思慮が浅いか深いかで決まるのではなく、周囲の人の心を動かす熱意があるかどうかで決まるように思います。そういう意味では、西郷隆盛の言う通りでしょう。

今回は、西郷隆盛の「事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ」という名言・格言をご紹介しましたが、皆さんの心にこの言葉は響きましたか?偉人たちが試行錯誤し、彼らの人生が凝縮された名言・格言から学んで、自分たちの人生に活かせるといいですね。

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