拱手傍観(きょうしゅぼうかん)

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拱手傍観(きょうしゅぼうかん)

拱手傍観(きょうしゅぼうかん)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

拱手傍観(きょうしゅぼうかん)

ということわざです。

「拱手傍観(きょうしゅぼうかん)」とは

「拱手傍観(きょうしゅぼうかん)」とは、
手をこまねいて周囲から見ているだけで、何もしないこと」です。ちなみに「拱手」は「手をこまねく」という意味になります。

「拱手傍観」と言えば、トラブルや問題が起きた場合、いつも後ろの方から眺めているだけの人がいます。

例えば、自分の職場でトラブルが起きても、自分には関係ないとか、関わったら面倒くさそうといった感じで傍観する人を時折見かけます。しかし、そういう人の比率が高まってしまうと、個々のトラブルは当該の人と上司で解決すればいいという風潮になってしまい、次第に同じ職場の人同士に無関心が広がってしまいます。

職場だけではなく家族も同様ですが、一旦こういった“組織”になってしまうと、元に戻すのは容易ではありません。

「他人のやったことは自分は関係ない」ではなく「“組織”内で起きたことは自分のこととして対処する」空気を常に共有しておくことが大切と言えるでしょう。

 

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