春日局 最後の言葉〜辞世の句

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春日局 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、春日局の最後の言葉として、春日局の辞世の句を紹介してみることにします。

春日局の最後

春日局は、明智光秀の家臣 斎藤利三の娘で江戸幕府 三代将軍 徳川家光の乳母です。春日局は、朝廷との交渉を行い、江戸城の大奥の基礎を作り、権勢をふるった女性としても知られていますが、1643年10月26日 享年64歳前後で亡くなりました。

そんな春日局の辞世の句と言われているのが以下の句(短歌)です。

春日局 辞世の句

「西に入る 月を誘い 法を得て 今日ぞ 火宅を のがれけるかな」

この歌を現代文に訳すなら、

西の方へ没していく月を心に留めながら、仏の教えに従い、やっと今日悩み多いこの世から逃れることができます

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼女の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この春日局の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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