朝倉義景 最後の言葉〜辞世の句

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朝倉義景 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、朝倉義景の最後の言葉として、朝倉義景の辞世の句を紹介してみることにします。

朝倉義景の最後

朝倉義景は、越前国(現在の福井県)を治めた戦国武将です。名門朝倉氏の11代当主として、足利義昭を庇護し、天下を狙えた時期もありましたが、最終的には織田信長に敗れ、1573年9月16日に自刃しました。享年39歳でした。

そんな朝倉義景の辞世の句と言われているのが以下の句(漢詩)です。

朝倉義景 辞世の句

「七顛八倒 四十年中 無他無自 四大本空」

この歌を現代文に訳すなら、

混乱の甚だしい四十年の人生だった。しかしそれは、他人のせいでも自分のせいでもなく、この世のあらゆるものに実体がなかったということだろう

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この朝倉義景の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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