武田勝頼 最後の言葉〜辞世の句

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武田勝頼 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、武田勝頼の最後の言葉として武田勝頼の辞世の句を紹介してみることにします。

武田勝頼の最後

武田勝頼は、有名な戦国大名である武田信玄の息子であり、後継者です。長篠の戦い(1975年)で織田・徳川連合軍に敗れた後、国力の回復に努めましたが、宿将・親族の離反などにより、1582年4月3日(天正10年3月11日)自害しました。享年は36歳。20代続いた名門の甲斐武田氏が滅亡した瞬間でした。

そんな武田勝頼の辞世の句と言われているのが以下の句です。

武田勝頼 辞世の句

「おぼろなる 月もほのかに 雲かすみ 晴れて行くへの 西の山の端」

現代文に訳すなら「雲にかすんだ月がおぼろに見える。やがて霞は晴れて西方浄土に向かっていくようだ。」といったところでしょうか。

武田勝頼が死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この武田勝頼の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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