源氏名を名乗らせる営業会社はブラック企業!?

経営豆知識

源氏名を名乗らせる営業会社はブラック企業!?源氏名(げんじな)とは、風俗店などで使われる従業員の仮の名前です。芸能人が本名とは別に芸名を持っているのと同様に源氏名は何らかの理由で本名を使えない・使いたくない職業で使われています。源氏名は芸能人にちなんだ名前だったりすることが多いのですが、「どこかで聞いたことがある名前」を使うことで、相手に親近感を持ちやすい効果も期待しているのかもしれません。

例えば、風俗店だとお客さんと色々トラブルも起こりがちで、本名を出して働くのはかなりリスキーだと思いますので、従業員が当たり前のように「源氏名」を使うことにあまり違和感は持ちません。

しかし、実業界で“源氏名”を使うことは、また違った印象を受けます。先日、知り合いのIT営業会社の社員が転職をしたのですが、転職先で挨拶をされた時には別名(源氏名)になっていて驚きました。さらに、以前の職場でも“源氏名”を使っていたことも判明し、二重に驚きました。

また、私自身も不動産会社に数年間籍を置いていた時がありましたが、やはり営業社員の一部は“源氏名”を名乗っていました。数千万円といった高額商品の売買を仲介する営業社員が本名でなく“源氏名”を使っている状態は、何年経っても違和感があったことを覚えています。

特定の業種の営業社員にとって“源氏名”は、業界的に“当たり前の慣習”で、上記のような例は氷山の一角なのでしょう。本人は気軽な感じで“源氏名”を仮の名前として使っているのかもしれません。でも、芸能界や風俗店などは、かりそめで擬似的な世界で、それを従業員もお客さんも理解して成り立っています。しかし、実業の世界において、そもそもの担当者名が“偽物”という状態は、結果としてお客様を“騙している”状態であり、好意的に捉えることはできません。

上で挙げたIT会社の営業社員や私が勤めていた不動産会社の営業社員は“源氏名”を嫌々使っているわけでなく、普通に受け入れていましたので、“源氏名”を使わせる営業会社は、すなわち従業員に対してブラック企業というわけではありませんが、少なくともお客様に対しては“ブラック企業”と言って良いかもしれません。

非日常の世界を売る芸能界や風俗業とは違い、実業における仕事とはお客様に真摯に向き合うことが大切です。“源氏名”を使っているような会社は、少なくともお客様に真摯に向き合う姿勢を持っているとは言えないのではないでしょうか?

 

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