管中窺天(かんちゅうきてん)

故事成語 故事成語・ことわざ

管中窺天(かんちゅうきてん)

管中窺天(かんちゅうきてん)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

「管中窺天(かんちゅうきてん)」

ということわざです。

「管中窺天(かんちゅうきてん)」とは

「管中窺天(かんちゅうきてん)」とは、
細い管の穴から天をのぞいても、広大な宇宙を窺い知ることはできないという意味から「見識が極めて狭いこと」を指します。

薄っぺらい知識をひけらかす人もいますが、ちょっとかじっただけの表面上の知識ではものの本質には到達できません。

一方で、その道における真の専門家は、話を聞いているだけでも興味深く、発想力も豊かで、様々な状況にも広く対応可能です。

例えば、私自身の専門である Webマーケティングの世界でも、経験値が少ない人はいくつかの小さな点状の知識にとどまりますが、経験をしていくにしたがって、それぞれ点の大きさが広がってそれぞれが重なり合って、全体像がおぼろげながら見えてきます。

専門性を深めたり、幅広い分野に精通したりと方向性は違ったとしても、常に新しい知識を探求していく姿勢は何歳になっても必要だと思います。

 

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