人のヒト・モノ・カネをノーリスクで利用するビジネス

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人のヒト・モノ・カネをノーリスクで利用するビジネス起業した当初、よく異業種交流会に顔を出していました。
週に何度か異なる異業種交流会に顔を出し、名刺を配り、自社の特徴を参加する経営者の方に語るという生活を 2〜3ヶ月続けていました。

当社はホームページも内製できるネット集客会社ですが、ネット集客の川上から川下まで対応できる会社は意外と少ないのか、交流会が終わってからも声を掛けてくれる方が多かったように思います。その当時から今でも取引をさせていただいている会社様も多いのですが、中には「新人経営者をだまそうとする“ビジネス”」や「人の会社のリソース(ヒト・モノ・カネ)を利用する“ビジネス”」もありました。

今回はそんな中から「他人のリソースをノーリスクで利用しようとする“ビジネス”」について書いてみることにします。

この “ビジネス” との出会いは、異業種交流会で知り合った “紹介者” から声を掛けられるところから始まります。

「私の知り合いの経営者で面白いビジネスをやろうとしている人(以下「キーパーソン」と呼びます)がいるので、一度紹介したい」といった具合です。

一度、詳しい話を打ち合わせをしたいとのことで呼び出されますが、呼び出される場所は、中心にいる人の会社の会議室や応接室ではありません。打ち合わせ場所は、ホテルのラウンジの場合もありましたが、大半は喫茶店(さらに大半は、なぜかルノアール)です。

で、実際に会ってみると、「今回、大きな事業があるが、自社だけではできないので、事業のパートナーになってくれる人を探している」という立て付けがほとんどです。

肝心の打ち合わせ内容はというと、海外ビジネスやネットビジネスなど場合によって様々ですが、総じて「キーパーソン」の特別な人脈や経験を使った大きな規模での“ビジネス”といったところは共通しています。ビジネスモデルについては色々と説明してくれますが、肝心のどうやってビジネスモデルを収入・収益に結び付けるか、というマネタイズの部分は、ほとんど説明がなかったりします。

そして、ここからが核心。

「この大きなビジネスモデルを形にする為にはパートナーが必要で、ビジネスモデルを構築するのを手伝って欲しい」といった趣旨の話があります。口頭ベースのアバウトな感じでしか伝えていない自分のビジネススキルをもって、キーパーソンに「是非一緒にやりたい!」と言われてしまうのも不思議ですが、ビジネスが軌道に乗るまで、最初は「各自が手弁当」で手伝って欲しいという依頼があります。要は、キーパーソンに対し、自分なり自分の会社なりのリソース(ヒト・モノ・カネ)をノーリスクで提供することが求められるわけです。

「キーパーソンは、ビジネスモデルを構築する為の事業資金を持っていない」のがこういったケースのデフォルトらしく、いつも最後は「手弁当」の話になってしまいます。

というのが、「他人のリソースをノーリスクで利用しようとするビジネス」の導入部分です。

中に入り込んでいけば、“ビジネス” の全容を知ることができるのでしょうが、私は参画したことがありませんので、“ビジネス” の全容は知りません。でも、こういった “ビジネス” に参画して痛い目にあった方は幾人か知っていますので、総じて、ノーリスクでのリソース提供を求める一方で、かなりリスキーな“ビジネス” なのでしょう。

最近は、クラウドファンディングというアイデアで資金調達できる手法があるのですから、素晴らしい人脈から生み出せるビジネスモデルであればクラウドファンディングで資金調達し、その資金で普通に事業を行えばよいのです。まぁ、そもそも唯一無二の優れたビジネスモデルであれば、クラウドファンディングを使うまでもなく、銀行やベンチャーキャピタルが喜んで融資や資金提供してくれるはずです。

今振り返ると、起業してすぐだからこそ、他人の話に乗っかったり、他人のビジネスモデルに組み込まれるのではなく、自社のスキルと発信力を地道に上げていくことが重要だと思います。
そして、自社のスキルと発信力があるレベルに達していけば、自然に「手弁当」などではないビジネスのお声が掛かるようになっていきます。

起業して間もない経営者の方とお話ししていると「怪しかったり、胡散臭かったりするビジネスの話しかこない」と嘆いている方を目にしますが、声の掛かるビジネスの質は、自らを映す鏡のようなものです。嘆いてばかりではなく、自らの能力を磨いていく時期なのかもしれません。

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