貝原益軒 最後の言葉〜辞世の句

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貝原益軒 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、貝原益軒の最後の言葉として、貝原益軒の辞世の句を紹介してみることにします。

貝原益軒の最後

貝原益軒は、福岡藩(現在の福岡県)に仕えた江戸時代の儒学者です。朱子学・医学にも通じ、健康法を解説した著書「養生訓」でも有名な貝原益軒ですが、生涯にわたり藩内の行政・教育に力を発揮した後、1714年10月5日に亡くなりました。享年は83歳でした。

そんな貝原益軒の辞世の句と言われているのが以下の句です。

貝原益軒 辞世の句

「越し方は 一夜ばかりの 心地して 八十路あまりの 夢をみしかな」

この歌を現代文に訳すなら、

過ぎ去った年月は、たった一夜のように思える。八十余年の夢を見ているようだ

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この貝原益軒の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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