貝殻で海を量る

故事成語 故事成語・ことわざ

貝殻で海を量る

貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる)

ということわざです。

「貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる)」とは

「貝殻で海を量る」とは、
貝殻で海の水を汲んで、海水の量を量ることから「狭いものの見方や浅薄な知識で大きな問題を論じること」を意味します。

薄っぺらい知識をひけらかす人もいますが、ちょっとかじっただけの表面上の知識ではものの本質には到達できません。一方で、その道における真の専門家は、話を聞いているだけでも興味深く、発想力も豊かで、様々な状況にも広く対応可能です。

例えば、私自身の専門である Webマーケティングの世界でも、経験値が少ない人はいくつかの小さな点状の知識にとどまりますが、経験をしていくにしたがって、それぞれ点の大きさが広がってそれぞれが重なり合って、全体像がおぼろげながら見えてきます。

大きな課題に取り組むのであれば、その道の素人ばかり何人集めてもうまくいきません。専門家を必ず交えて解決していくことをお勧めします。

 

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