鑑往知来(かんおうちらい)

故事成語 故事成語・ことわざ

鑑往知来(かんおうちらい)

鑑往知来(かんおうちらい)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

鑑往知来(かんおうちらい)

という中国の古書「列子」が出典の故事成語です。

「鑑往知来(かんおうちらい)」とは

「鑑往知来(かんおうちらい)」とは、
過去のことをしっかり参考にし、将来を展望して見通しを立てる」という意味です。

ちなみに出典となった「列子」の一節を見てみると、

聖人は出づるを見て以て入るを知り、往くを観て来るを知る。此れ其の先ず知る所以の理なり。

となりますが、現代文に訳すなら、

聖人と呼ばれる立派な人は、出て行くものを見て入ってくるものを想定し、過ぎたことをよく観察するから次に起こることを予測することができる。これこそ、物事が起こる前にいち早く推察することのできる理由である。

人が生きていく上で歴史や過去の経験から学ぶことは大切です。ビジネスにおいても、過去の経験から将来が予測できるかどうかは非常なポイントとなります。

例えば、私の本業であるネット集客でも、ある対策を行った時に、どの位の期間でどの位の効果が出るかが事前にわかっていないと、効果が出る前に諦めてしまうことになってしまいます。

ビジネスでは、失敗を検証することによってノウハウにすることができ、その結果、より正確な展望の見通しが立てられるようになります。そして、その積み重ねをどれだけ地道に続けていくことができるかが、成功と失敗の分かれ道になっていくのです。

 

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