龍造寺隆信 最後の言葉〜辞世の句

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龍造寺隆信 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、龍造寺隆信の最後の言葉として、龍造寺隆信の辞世の句を紹介してみることにします。

龍造寺隆信の最後

龍造寺隆信は、肥前国(現在の佐賀県)を治めた戦国武将です。肥前東部の国衆に過ぎなかった龍造寺家を九州北西部一帯の支配する一大勢力に成長させた龍造寺隆信ですが、1584年5月4日、反旗を翻した有馬晴信と援軍の島津家久連合軍に「沖田畷の戦い」で敗れて敗死しました。享年55歳。

そんな龍造寺隆信の辞世の句と言われているのが以下の句(禅語)です。

龍造寺隆信 辞世の句

「紅炉上一点の雪」

この歌を現代文に訳すなら、

真っ赤に燃える炉の上に一点の雪を置いてもすぐ溶けるように、煩悩がきれいさっぱりなくなった

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この龍造寺隆信の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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