JWord広告〜しつこい営業を受けた!?

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JWord広告〜しつこい営業を受けた!?先日、クライアント様から「JWord広告」について、しつこい営業を受けていると SOS の電話が入りました。

ということで、今回はこの「JWord広告」について感じたことを書いてみようと思います。

ちなみに JWord広告とは、主にヤフーでキーワード検索を行なった場合に検索結果画面にあるJWord広告枠(PC・スマートフォンそれぞれ1箇所)に2年間独占表示できる先着順のサービスです。リスティング広告(PPC広告)だと入札単価の設定により広告が掲載されないケースもありますが、JWord広告は指定したキーワードで確実に表示されるというのが“売り”になります。

要するに、特定のキーワードに対して1箇所のJWord広告枠があり、その広告枠に空きがあれば2年間買い取って独占できる、というサービスです。

私自身、サラリーマン時代に不動産会社に数年勤めていましたが、当時、JWord広告の勧誘電話はよく受けました。JWord広告についてはあまり良い噂を聞いたことがなかったので、実際に試したことはありませんでしたが、同じく検索連動型の広告であるリスティング広告に比べて費用対効果が大きく劣る広告ではないかと思って見ていました。

長らくJWord広告の話を聞かなかった関係で、気に留めていなかったのですが、今回の SOS を踏まえて、あらためてJWord広告がどこに出ているのかを探してみることにしました。

JWord広告と言えば、ヤフーの検索結果の右下部分に固定表示されている印象だったのですが、ヤフーの検索結果画面が、Google同様に2カラムから1カラムへと変わったことで、JWord広告の表示箇所はPC・スマホともページの最下部周辺に移動していて、かなり辺鄙なところへ追いやられた感じになっていました。

特にPCの検索では、JWord広告に気付く人はほとんどいないかもしれません。広告が目立たないということはクリック率が非常に悪いことを意味しますので、ヤフーの検索結果画面が1カラムに変わった影響はかなり大きそうです。

とはいえ、クリック率が低くても広告費が安ければ十分勝負になる可能性もあります。

ただ、今回クライアント様のところに提示された契約内容だと、2年間契約で約50万円(ざっくり月2万円)でしたので、月2万円に見合うクリックが確保できるかどうか、がポイントになりますが、類推するクリック数から考えると、素直に月2万円でリスティング広告を掛ける方がリーズナブルということになりそうです。

JWord広告について、クライアント様から「やるべきか?やらないべきか?」のアドバイスを求められましたので、「お断りするべき」とお伝えしました。

もちろん広告として「JWord」を見た時、費用対効果に疑問を持ったということもあるのですが、一番の「お断り理由」は、クライアント様が「JWord広告」がどんなものなのか、どこに掲載されるのかを含めて全く理解していなかったところにあります。

2年間の長期間で約50万円の契約は決して安いものではありません。しかし、電話を掛けてきた営業マンは、利用者にわかるように説明しませんでした。

そればかりか、「たまたま良いキーワードに空きが出たので連絡したが、今契約しないとすぐに埋まってしまう」と急かして契約を煽り、クライアント様が「知り合いのIT業者に確認を取りたい」と言っても電話を切らせてくれなかったそうで、お客様の方向を向いているとは思えないスタンスは、到底、人にお勧めできないものだと感じました。

結局、クライアント様は契約の一歩手前まで行っていたのですが、無事?取り止めることが出来、安心した次第です。

今回の「JWord広告」の件は、押し売りと言われても仕方がない状況でしたが、基本的にインターネットの商材を電話営業・訪問営業で売り込む業者は要注意だと思っておいた方が安心です。

本来、事業者毎に課題があり、その課題に応じた集客方法が必要です。事業者の状況も知らず、いきなり電話や訪問によって商材を勧めるのは、消費者重視の業者とは言えません。

特に、新たに開業した会社や店舗、クリニックなどは、こうした売り込みの対象になりやすいので注意するようにしましょう。