サーバー速度比較|wpXとエクスクラウド〜KUSANAGIの威力は?

ワードプレス,WordPress ワードプレスのコツ

サーバー速度比較|wpXとエクスクラウド〜KUSANAGIの威力は?

サーバー速度比較〜wpXとエクスクラウド

WordPress(ワードプレス)でメディアサイトのような多ページサイトを構築していく場合、記事が増えていけば徐々にスピードが遅くなっていきます。

使用するテーマによっても違いますが、元々WordPressはファイル構成が複雑で重い部類に入るホームページですので、使い込んでいくうちに「もっさり」とした緩慢な動きになりがちです。

サイトスピードが遅くなれば、日々の更新などの運営作業に影響するだけでなく、SEO的にも検索順位が上がりにくくアクセスが増えにくかったり、最悪は閲覧中のページの読み込みが引っ掛かったり、といった悪影響が出てきます。

WordPressのスピードアップとして、w3 Total Cacheなどのキャッシュ系のプラグインを使うことでスピードアップを図ることも可能ですが、サイトを設置しているサーバーのスピードが遅ければ、満足するスピードは得られません。

そこで、サーバーの引っ越しを検討するようになるのですが、WordPress専用と銘打ったレンタルサーバーやクラウドサーバー(「ホスティングサービス」とも呼ばれます)が出てきています。

当社でも一般的なレンタルサーバーでWordPressサイトを運営していますが、スピードの遅さに悩んでいましたので、サーバーの引っ越しを検討する事にしました。検討した結果、目に留まったのが「wpX」と「エクスクラウド」です。

まず、「wpX」ですが、一時期高速サーバーと人気だったエックスサーバーが運営しているホスティングサービスで、実際にサーバーの一部を貸し出す「wpXレンタルサーバー」とクラウドサーバーの「wpXクラウド」の2種類があり、どちらもWordPress専用となっています。

ちなみに、クラウドサーバーについては、レンタルサーバーが実際のサーバーを共有するのに対して、クラウドサーバーはインターネット上のサーバーをアクセス負荷に応じて使用するイメージで、一般的にピーク時のアクセス数が多い大規模サイトはクラウドサーバーが良いとされています。

一方の「エクスクラウド」ですが、WordPressを高速に動かす仮想マシン「KUSANAGI」を搭載したホスティングサービスです。

KUSANAGIとは?

プライム・ストラテジー社が開発したWordPressを高速に動かすための仮想マシン、およびそのイメージで、WordPressを高速にするためのチューニングが施されています。

「wpX」も「エクスクラウド」もWordPress専用ということで、スピード的には期待できそうです。また、エクスクラウドに搭載されている「KUSANAGI」も気になります。

ということで、「wpX」「エクスクラウド」のお試し期間を使って、実際に同じWordPressサイトを動かして、スピードを計測してみる事にしました。

スピード計測には「GT-metrix」とGoogleが提供する「PageSpeed Insights」で行いました。GT-metrixではページを開く時間、PageSpeed Insightではスピードの点数(100点満点)が計測できますが、GT-metrixでのページを開く時間は測定する度に異なってきますので、5回測定した値の平均値をとりました。

意外な測定結果は次ページで・・・