ホワイトカラーエグゼンプションとは?ホワイトカラーエグゼンプション」のホワイトカラーとは白い色という意味ではありません。カラーは英語で襟の意味です。つまり直訳すると襟の白い人たちですが、実際には事務労働などに従事する人たちのことを意味しています。

一方、肉体労働などに従事する人たちをブルーカラーと呼んでいます。そして、エグゼンプションが例外と訳されます。つまり、直訳すると、ホワイトカラーエグゼンプションとは、事務労働で働く人たちを例外的に扱おうとする、ということになります。

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何の例外かというと、労働時間の例外を作ろう、つまり各国では労働法により労働時間が一部の例外を除く多くの労働者に対して規制されていますので、ホワイトカラー労働者について規制を免除したり緩和したりできるようにしようということです。

どうして「ホワイトカラーエグゼンプション」のような考え方が出てきたのでしょうか。

それは、インターネットなどが著しい発展を遂げることに呼応するように、特に事務労働者の働き方も変わってくるようになってきたことにあります。

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自宅で働く在宅勤務も一昔前に比べると非常にやりやすくなってきています。そのなかで、昔からある労働時間の基準をどうやって当てはめるか、本当に労働実態と合致した法律となっているのかなど、様々な問題点も指摘されるようになってきました。

また、仕事によっては短時間でかなりの収益を上げることができることも可能となっている社会です。法律で労働時間に縛られるよりその制限をなくしてより自由に、かつ自分で責任をもって働ける、有能な人たちの人材活用や労働時間を有効に使えるような方向に転換していこう、というのが行政や経営者団体などの「ホワイトカラーエグゼンプション」を推進しようとしている人たちの言い分です。

一方、雇用される側、つまり働いている人たちにとっては、「ホワイトカラーエグゼンプション」についての考え方は全く逆です。労働時間の制限がなくなってしまえば、労働者は休日出勤や時間外労働が増えてしまって、より過酷な労働を強いられる可能性が高くなると思っているのが実情です。

海外の先進諸国ではアメリカ、ドイツ、フランスなど労働時間制度を除外する制度が制定されています。しかし日本では雇用者側と労働者側での考え方が真っ向から対立しており、なかなか相容れないものがある上、日本の選挙制度により選挙前には人口比率の多い労働者層への票離れを懸念する傾向が強くなかなか政策が進まなという事情もあり、「ホワイトカラーエグゼンプション」の議論は進みにくくなっています

ただ世界的に見ると、「ホワイトカラーエグゼンプション」を導入する流れがあり、グローバル化している世界情勢から、さらにしっかりとした制度設計などを立てたうえで日本でも導入されるような流れになっていく可能性はあるでしょう。

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