ネット集客のプロとアマチュア-知識と実務は違う

集客豆知識

ネット集客のプロとアマチュア-知識と実務は違う個人的な話になりますが、私は「宅地建物取引士」「内装技能士補」「第二種電気工事士」という資格を持っています。

この3つの資格があれば、それぞれの道でプロとしてやっていけるはずですが・・・。
それぞれの資格毎に見てみましょう。

第二種電気工事士
正直、現場では使い物になりません。第二種電気工事士の資格試験は、学科と電気模型を作る実技からなっています。電気の仕組みや電線を加工したりすることは大丈夫ですが、いかんせん実務経験が全くありませんので、現場で何をするのか、何が必要なのか、何が良くて何が悪いのか、イメージすらわかない状態です。これでは、プロどころかアマチュアとしても失格です。

内装技能士補
ちゃんとした材料と工具があれば一般的な納品レベルには仕上げていける自信はあります。では、プロとして働けるかといえばそうではありません。一番のネックになるのは「手が遅い」、つまり業務スピードがプロとは全く違うわけです。いくらでも時間を掛けて良いのであれば、おそらくプロとの違いはそれほど大きくないかもしれません。しかし、仕事とは決められたレベルを限られた時間で達成してお金をいただくことですから、私のレベルは「プロ」とは呼べません。

宅地建物取引士
宅地建物取引士といっても聞いたことがないかもしてませんが、以前は宅地建物取引主任者(宅建)と呼ばれていた資格です。私自身、資格取得後、2年ほど重要事項説明書の作成・説明などの実務を行っていましたので、最新情報をアップデートすればプロとして十分やっていけると思います。

これらの点からわかることは、

  • 知識ではなく、どれだけ実務経験を積んだか、実務が重要である
  • プロとアマチュアには業務スピードの点で格段の差がある

ということです。そして、このことは、ネット集客においても全く同じです。

例えば、SEO対策について「(アメリカの)Googleが●●とアナウンスした」とか知識をお持ちの方は非常に多いのですが、日本語のサイトで、どういう設定をすると3ヶ月後、6ヶ月後、1年後にどう変化していくかを実戦として試して結果を把握している方は非常に少なかったりします。

さらに、ネット集客において早く結果を出していくためには、期限を短縮すればするほど、よりプロフェッショナルなマーケターが必要とされるということでもあります。

目の前の状況で、お客様が望むレベルのものを、いかに早く、いかに安く提供するか、自分が過去に携わった経験値から導き出すのが「プロ」ではないでしょうか?