傍目八目(おかめはちもく)

故事成語 故事成語・ことわざ

傍目八目(おかめはちもく)

傍目八目(おかめはちもく)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

「傍目八目(おかめはちもく)」

ということわざです。「傍目八目」と書いて「おかめはちもく」と読みます。

「傍目八目(おかめはちもく)」とは

「傍目八目(おかめはちもく)」とは、

他人の囲碁を横で見ている人は、八目先までも見通せるということから「当事者よりも傍観者の方が、物事を的確に判断できる」という意味です。

刑事ドラマなどで「正しい判断ができない」と言われて、事件の当事者や関係者が捜査から外されるシーンを見たことがあるかと思います。

ビジネスにおいても同様で、なまじ経緯や背景を知っていたり、頭を突っ込みすぎて周囲が見えなくなっていたりしたため、物事を的確に判断できないケースも多く見られます。

中小企業では、経営者が実質一人という会社も多く、重大な経営判断を自分一人で決定する局面も少なくありません。的確に判断するためにも、傍観者として相談できる友人を社外に持ったり、判断する際一歩引いて考える癖をつけるなど「傍目八目」を意識すると良いでしょう。

会社の都合だけではなく、お客様や一般の人ならどう考えるかの視点で物事を考えることで、的確な判断ができるようになると思います。

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