行動リターゲティング広告とは?

マーケティング用語

行動リターゲティング広告とは?

行動リターゲティング広告とは

行動リターゲティング広告とは、インターネット上の広告の中の一つです。一般的に行われている広告のように不特定多数の人を対象とするのではなく、過去に自分の運営するサイトに訪れ、取り扱う商品やサービスに興味を持ってくれた人を対象として出す広告のことです。

インターネットなどで検索してお店などのサイトを訪れた後、同じ広告を何度も見るのは、この「行動リターゲティング広告」の機能を利用してサイトの利用者に働きかけています。

もう少し詳しく「行動リターゲティング広告」の仕組みを見てみましょう。

例えば、パソコンを購入しようと思い、インターネットで検索したAというショップのサイトに行き、他のショップも検索しようと考えてAのサイトを離れたとします。その後、別のパソコンショップのサイトを見ている時に、先日訪れたAというパソコンショップの広告が表示されます。その広告を見てもう一度Aのサイトへ行きパソコンを購入する、といった感じで使われるのが「行動リターゲティング広告」です。

「行動リターゲティング広告」は、別のパソコンショップのサイトに訪れている時にも、自分のサイトの広告をユーザーに見せる事ができるので、自分のお店の商品を購入する確率が上がるというメリットがあります。

WEBサイトに訪れたユーザーの多くは、サイト全体を見ないで他のサイトに移動してしまいます。そのため、WEBサイトの運営者が一番見て欲しい商品やサービスなどを目にしないまま、他のウェブサイトに移動しています。他のウェブサイトに異動してしまったら、そのままでは自分の運営するウェブサイトの商品は何も売れません。

こういった場合、重要なことは、ユーザーが離脱した後のアプローチです。ユーザーが一つのウェブサイトにあまり滞在しないで、すぐに別のウェブサイトに移動しているのは、自分の欲しい商品の価格などを比較するためです。多くのユーザーは自分の希望する商品の価格などを一つのウェブサイトだけではなく、いくつかのウェブサイトを訪れ、比較してから一番安いショップで購入します。

このように比較しながらウェブサイトを移動しているユーザーに、行動リターゲティング広告を使うと興味を持ち、再び訪れるユーザーも出てきます。興味を持ち、自分のウェブサイトに再び訪れたユーザーは、最初に訪れた時よりも興味を持ってサイト内の色々なページを見てくれるので、商品を購入したり、サービスを予約をする確率が高くなります。

このように、「行動リターゲティング広告」にはウェブサイトへの再訪率を高めるメリットがありますが、一方で、同じ広告の表示を何度も繰り返すことで、ユーザーに嫌がられる場合があるというデメリットもあります。