VRIO分析とは?世界中には様々な企業があり、それぞれが成長するために日々しのぎを削っています。企業が成長するためには、その企業が置かれている産業内での立ち位置や、企業が有する戦略や技術などがどれだけ価値を持っているかなど、外部と内部それぞれにおける分析が重要となります。

このうち、企業内部から、成長するための分析を行う手法として、経営学者のバーニーが発案した「VRIO分析」があります。

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企業の中には、素晴らしい戦略や技術を有しているにも関わらず、それをうまく活かしきることができないまま衰退していくところも少なくはなく、それはVRIO分析によって防ぐことが可能となります。また、その戦略や技術をより活かすことにも繋がりますので、基本的なことから押さえておきましょう。

VRIO分析とは、企業の有する戦略や技術などの経営資源を適切に活かせるかどうかを分析する手法です。

それぞれの頭文字の意味を見ていくと、Vはvalueで経済価値、Rはrarenessで希少性、Iはimitabilityで模倣困難性、Oはorganizationで組織という意味になります。VRIO分析では、これら一つ一つを企業が有する経営資源に当てはめていくことにより、競争優位性を分析していくことになります。

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では、VRIO分析について具体的に見ていきましょう。

まず、企業が有する経営資源の価値が高いほど、他よりも魅力的となり、競争優位性を確保することができます。次に経営資源の希少性が高いほど、他からそれを獲得する機会が減るため、競争優位性は高くなります。さらに経営資源の模倣が困難であるほど、他の企業は真似することができないため、競争優位性が高くなります。

最後に、これら3つを満たした経営資源を的確に取り扱うことができるような組織が構築されているほど、経営資源を企業の経営に上手く活用することができるため、競争優位性が高くなります。

このように、VRIO分析でわかることは、たとえ魅力的な経営資源を有していても、これらを満たさなければ無用の長物になり得ること、どのような経営資源でも、これらを満たすように研究や改良を重ねていけば、魅力的な経営資源にさせることは可能ということ、などです。

近年の企業を取り巻く環境のスピードは非常に速く、常に魅力的な経営資源を生み出し続けなければ生き残ることは難しくなっています。VRIO分析をしっかりと行うことにより、魅力的な経営資源を生み出す可能性が高くなり、それを十分に活かしきる組織を作ることが可能になるでしょう。

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