うつ病とは?

うつ病とは

うつ病とは心の病気です。

心無い他人は時にこれを怠けだ、心が弱いからなるのだと判断します。しかし、うつ病はれっきとした病なのです。真面目で責任感の強い人ほどなりやすく、我慢した結果睡眠不足や食欲低下から始まり、気分の浮き沈みが激しくなり生活に支障をきたします。

男性と女性を比較すると女性の方がうつ病になりやすいと言われています。

その理由として子供の自立や、男性の方が平均寿命が短いことによる配偶者との死別による喪失感、PMS によるストレス等があげられます。PMS は月経前症候群のことで月経の一週間ほど前から異常な食欲やイライラ、悲しさといった情緒の変化が起こるものです。また、産後うつという言葉があるように、育児の際睡眠不足になったり子供の世話がストレスになったりもします。

ところでうつ病というと大人のなるというイメージがありますが、子供も発症することがあります。

日本では、うつ病の割合が児童期で 0.1%〜2.6%、青年期で 0.7%〜4.7%とされており、子供のうつ病は数が多くない為、なかなか周囲に理解が得られないという問題があります。

うつ病は、一度発症すると短期間では治りにくく、完治までの道のりは険しいです。また幼少期の家族関係様々なトラウマにより、既にうつ病になっていると気付かずに何年も苦しんでいるケースも多々見られます。

うつ病の治療としてよく知られるのは薬物療法です。その名の通り薬を用いた療法で、他に心理療法等があります。心理療法とは作業療法士や精神科医等が実施するもので、認知行動療法や読書療法といったものが用いられます。認知行動療法とは思想に焦点を当て気持ちを楽にするものであり、読書療法は名前の通りですが重度のうつ病より中程度のうつ病に適した療法です。

このような治療により何とか完治したと思っても、うつ病の再発率は残念ですが高いのが実情です。初発だと再発率は50%、2回目は75%で3回目は90%にも上る。繰り返すたびに高くなる傾向があります。うつ病は、一度治っても油断せずその後のケアも大切になってきます。

また、うつ病の恐ろしさはメンタルヘルスの不調だけでは留まりません。メンタルヘルスとは精神の健康のことです。うつ病になるとストレスでの過食や意欲の低下から運動不足による肥満の可能性も高まりますし、逆に拒食症も共に発症すれば体重の低下もありどちらにしても命の危機につながる恐れもあります。それだけではなく糖尿病や動脈硬化、脳梗塞などのリスクが高まるという研究結果も出ています。

ちなみに近年、新型うつ病という言葉が広まっていますが、これは医学用語としては正式ではありません。現代型うつ病と言って、若者の軽い抑うつ状態をマスメディアがこのように表現し広められただけで、医学的根拠はありません。

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