コアコンピタンスとは?

コアコンピタンスとは

コアコンピタンスとは、経営の用語で、経営戦略に関しての重要な考え方の一つになっている概念です。

日本語に訳すると、コアは核であり、コンピタンスは能力という意味なので、合わせて核になる能力ということができます。「顧客に特定の利益をもたらす技術、スキル、ノウハウの集合」というような表現で紹介されることもあります。

「コアコンピタンス」という言葉は、ゲイリー・ハメル氏とプラハラード氏が、ハーバード・ビジネス・レビューへ共同で寄稿した「The Core Competence of the Corporation」」の中で示したものとされ、その後ビジネス界を中心に広く知られるようになりました。

両氏による「コアコンピタンス」の定義のポイントは、顧客に何らかの利益をもたらす自社能力、競合相手にまねされにくい自社能力、複数の商品・市場に推進できる自社能力という3つの条件を満たすことであるとされています。

単なるアイディアでヒット商品を世に送り出すとか、自社の強みや特徴でライバルに差をつけるとか、スケールの大きさで優位な立場に立つといった従来の企業戦略とは一線を画し、どちらかと言うと、それまでの経営戦略がやや弱かった、将来の盤石な経営基盤を築くためという視点が入っているということは見逃すことはできないところです。

「リストラクチャリングやリエンジニアリングでは、これからの企業間競争には勝ち残れないから、10年先の顧客や業界の姿を見通して、それに対応する自社ならではの核となる能力を磨き切ること、強化すること、それにより未来市場への手立てを施すことが重要である」という主張であり、そこには、コアコンピタンスの開発という視点も入ってきます。

さらに深掘りをすれば、企業として存在し続けるためには、何が必要であり、何に対して努力しなければならないか、ということの示唆にも富んでいます。

近年、企業競争がグローバル化し、財務諸表や経営指標をとかく優先する企業経営が横行してきましたが、一方で、その功罪があちこちに散見されるようになっています。

企業経営の原点に戻り、何のために企業を経営するのが、何を将来に向かって実現しなければならないのか、そのために今何をする必要があるか、などを見つめ直して本来の経営を実現するためにも、多くの経営者、幹部が勉強し、経営哲学や人生哲学を自分のものとして、活動していくために大いに参考になる概念が「コアコンピタンス」であるということもできます。

そして、コアコンピタンスがその企業の活動のコンセプトとして浸透すれば、その企業は永遠に存在が認めらえるものになるはずです。

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