企業においてネット戦略を考える際、サイトのアクセス数がどのくらいなのか?そして、そのサイトアクセスがどこからどうやって来るのか?を知ることは非常に重要です。
そこで、今回は、当社が管理するサイト群の中から一般的な B to B のビジネスサイトのモデルとなるサイトアクセスの最新データをまとめてみようと思います。では、早速見ていきましょう。
目次
【デバイス別アクセス】スマホ?PC?ユーザーはどこから来ているのか?
まず、最初は「デバイス別のアクセス」です。近年、スマホの普及により、モバイル端末経由でのアクセスが増えていますが、実際ビジネス系サイトだと、スマホとPCのアクセス比率はどのような構成比になっているのでしょうか?
デバイス別アクセス
2016年 5/11〜6/9 |
2017年 5/11〜6/9 |
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モバイル | 51.5% | 51.1% |
デスクトップ | 44.9% | 43.8% |
タブレット | 3.6% | 5.1% |
モバイル=スマホ、デスクトップ=PC からのアクセスと考えると、1年前との比較では、若干、PCからのアクセスの比率が減り、その分、タブレットが増えているようです。
大幅な構成比の変動はなく、しばらくはスマホとPC両面からのアクセスを想定したサイト運用が望まれます。企業サイトを運営する時は、PCでの表示確認が中心になっていることが多いので、時折、スマホからの表示が崩れていないかのチェックを行うことをお勧めします、
【OS別アクセス】ユーザーはどのOSを使っているのか?
次に、サイトへアクセスしてくるユーザーがどのOSを利用しているかを見てみましょう。PCとスマホ・タブレット毎の構成比に分けてみます。
OS別アクセス(PC)
2016年 5/11〜6/9 |
2017年 5/11〜6/9 |
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Windows 7 | 54.3% | 40.1% ↓ |
Windows 10 | 21.1% | 37.9% ↑ |
Windows 8.1 | 10.2% | 9.1% |
Windows XP | 1.1% | 1.1% |
Windows Vista | 1.8% | 1.0% |
Mac | 10.8% | 9.4% |
その他 | 0.7% | 1.4% |
OS別アクセス(スマホ・タブレット)
2016年 5/11〜6/9 |
2017年 5/11〜6/9 |
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iOS | 66.0% | 61.0% ↓ |
Android | 32.4% | 37.1% ↑ |
その他 | 1.6% | 1.9% |
PCでは、Windowsを利用しているユーザーが9割程度いて圧倒的です。一年前と比べると、徐々に Widows10へ移行しつつあるも、依然として Windows7のユーザーが4割を占めています。
一方、スマホ・タブレットでは iOS(iPhone・iPad)の比率が高いものの、一年前に比べ、Androidのシェアが拡大している状況です。
【ブラウザ別アクセス】どのブラウザを使っているのか?
次は、ユーザーがどんなブラウザからアクセスしてきているかを見てみることにします。PCとスマホごとの構成比に分けてみると、
ブラウザ別アクセス(PC)
2016年 5/11〜6/9 |
2017年 5/11〜6/9 |
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Chrome | 42.2% | 38.2% ↓ |
Internet Explorer | 37.3% | 36.9% |
Edge | 6.1% | 10.1% ↑ |
Firefox | 10.0% | 9.7% |
Safari | 3.7% | 4.5% |
その他 | 0.7% | 0.6% |
ブラウザ別アクセス(スマホ・タブレット)
2016年 5/11〜6/9 |
2017年 5/11〜6/9 |
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Safari | 64.9% | 58.7% ↓ |
Chrome | 28.1% | 29.0% |
Android | 4.8% | 9.2% ↑ |
アクセスをブラウザの観点から見ると、PCからのアクセスは Google Chrome から、スマホ・タブレットは Safari からが多いようです。ただ、一年前と比較すると、Google Chrome も Safari もシェアを落としていて、PCは Edge、スマホ・タブレットは Androidブラウザが代わりに増えています。
特にPCについては、Google Chrome の挙動が年々重くなっているように感じますので、その辺も影響しているのかもしれません。Edge や Safari など軽快に動作するブラウザが選ばれつつあるのでしょう。
以上、一般的な B to B のビジネスサイトのモデルとなるサイトアクセスの最新データをまとめてみました。
サイトからの集客を成功させるためには、どこからアクセスが生まれているのか、を知ることが重要です。メインとなるユーザー層が見やすい環境を整えることが集客の第一歩と言えるでしょう。