一点集中〜弱者の五大戦略|ランチェスター戦略

ランチェスター戦略・ランチェスターの法則

一点集中〜弱者の五大戦略|ランチェスター戦略

一点集中〜ランチェスター戦略

ランチェスター戦略は強者にとっても弱者にとっても大いに参考になる戦略がいくつも存在しますが、その中に「一点集中」という戦略があります。今回はこの「一点集中」について見てみることにしましょう。

「一点集中」とは、重点になるものを決め、そこにリソースを集中させるという戦い方です。弱者の場合はヒト・モノ・カネといったリソースが限られています。その状態で広域戦を仕掛けたとしても、当然のことながら強者に太刀打ちはできなくなります。勝てる空間に限定し集中して勝つ、それが「一点集中」です。

「一点集中」で大事なことは、市場規模や企業間のシェア獲得争いの動向、その業種自体の成長度合いを見極めるということです。

将来的なことを考えれば市場の大きさを重視したり、今後どれだけ成長していくかを注目したりするのが自然ですが、結局のところはシェア獲得競争に勝つこと、要するに一番にならなくてはなりません。

そのため、斜陽産業のように成長があまり見込めないマーケットかどうかを考えるよりも、何が何でもトップシェアを獲得することが重要です。どの業種ならば勝てるか、どのエリアなら勝てるか、そうしたものを中心に選んでいくことが求められます。

ここでは、「一点集中」の具体例として、全国に点在する「道の駅」を挙げてみます。

道の駅は一般道におけるサービスエリアみたいなもので、国道沿いに点在し、その土地の名産などが売られています。以前は、トラックドライバーの休憩ポイントやバイクツーリストの集合ポイントとしての要素が強かった道の駅ですが、最近では地域の店子が出店して地元産品を中心に販売されており、大手流通チェーン店が入り込む隙はありません。

道の駅の競合相手は、大型スーパー、ショッピングモールでもあるのですが、大型スーパーなどが道の駅のシェアを奪いにかかるという話は聞きません。これは道の駅の立地に大きく関係しています。道の駅は川沿い山沿いなど、地域人口がさほど多くない場所にあり、都市部では道の駅は多くありません。強者の死角になりやすいところに道の駅は存在します。

実は、道の駅の中でも、廃れているところはあります。廃れさせないようにするには商品も「一点集中」させなければなりません。

地元の名産に絞る、地場野菜を扱うなどその地域の特色で勝負することが大事で、全く関係ないものを売ったり、他の道の駅のマネをしても勝てません。道の駅めぐりをする層が増えており、その層に特化して勝負することも一点集中の1つです。

道の駅とランチェスター戦略は一見すると関係なさそうに見えますが、実は密接した関係にあると言えるかもしれません。

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