割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)

故事成語

割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)

割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)

という中国の有名な古書「論語」が出典の故事成語です。

「割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)」とは

「割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)」とは、
小さいことを処理するのに大掛かりな方法を用いる必要はない」という意味で使われます。

ちなみに出典となった「論語」の一節を見てみると、

子、武城に之きて絃歌の声を聞く。夫子莞爾として笑いて曰く、鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん。

となりますが、現代文に訳すなら、

孔子の弟子である子游が武城という町の代官をしていた時、孔子は武城を訪れました。すると、町の家々から弦歌の声が聞こえてきました。孔子は、にこにこしながら「武城のような小さな町を治めるのに子游のような(有能な)人物はもったいない」と言いました。

といった感じになります。

さらに言うなら、孔子は、半分冗談のような言い方の中に「武城のような小さな町に「礼」と「楽」を浸透させるのは少々大げさかも」という気持ちも込めたのかもしれません。

「割鶏牛刀」について考えてみると、仕事をする際、常に「フルスペック」の環境を準備し、万全の体制で行う人がいますが、「鶏を割くのに牛刀を使う」ようなもので、使用するリソースがもったいない場合があります。

職場のリソースには限りがありますから、実施する仕事の内容に応じて、使うリソースを考えていかないと、他の人が必要とするはずのリソースまで使ってしまうことにもなりかねません。

「自己中」と職場の人から後ろ指を指されないよう、必要に応じた体制で業務をするようにしましょう。

 

人生に役立つ言葉を見てみよう・・・

役立つ用語集「故事成語・ことわざ」を見てみる

ランチェスター戦略から学ぶ

  1. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    局地戦〜ランチェスター戦略 ビジネスで成功したいという思いは、ビジネスマンであれば誰でも抱いて…
  2. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    弱者の戦略〜ランチェスター戦略 経営戦略や事業戦略を策定する場合には、自社の立場や強み弱みを認…
  3. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    ランチェスター戦略とは ほとんどの産業においては、数社のトップ企業がシェアのほとんどを分け合い…
  4. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    一騎打ち〜ランチェスター戦略 ランチェスター戦略において弱者が強者を打ち破る方法の一つとされる…

戦いの勝因敗因から学ぶ

  1. 井陘の戦い(せいけいの戦い)|韓信の勝因と趙軍の敗因
    井陘の戦い(せいけいの戦い)勝因と敗因 井陘の戦い(せいけいの戦い)とは、紀元前204年10月…
  2. 奉天会戦|勝因・敗因
    奉天会戦 日本軍の勝因 奉天会戦は日露戦争における最後であり最大の会戦です。 大日本帝国…
  3. ゲティスバーグの戦い|勝因・敗因
    ゲティスバーグの戦い 北軍の勝因 ゲティスバーグの戦いとは、1836年7月1日から7月3日に起…
  4. 木崎原の戦い
    木崎原の戦い 島津軍の勝因 木崎原の戦いは、1572年6月14日に南九州で起きた島津氏と伊東氏…
  5. マラトンの戦い
    マラトンの戦い ギリシャ連合軍の勝因 今を遡ること2500年以上前、紀元前490年9月12日。…

孫子の兵法から学ぶ

  1. 孫子の兵法
    算多きは勝ち、算少なきは勝たず 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵…
  2. 孫子の兵法
    百戦百勝は善の善なるものに非ず 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵…
  3. 孫子の兵法
    戦いは正を以って合い、奇を以って勝つ 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書…
  4. 孫子の兵法
    孫子の七計 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵法書です。 そ…
  5. 孫子の兵法
    兵は拙速を聞くも、未だ功の久しきをみざる 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武…
ページ上部へ戻る