故事成語

忠臣は国を去るもその名を潔くせず

忠臣は国を去るもその名を潔くせず

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

「忠臣は国を去るもその名を潔くせず」

という中国の古書「史記」が出典の故事成語です。

「忠臣は国を去るもその名を潔くせず」とは

「忠臣は国を去るもその名を潔くせず」とは、
交際が途絶えた相手のことを悪く言ったりしないものだ」という意味で使われます。

ちなみに出典となった「史記」の一節を見てみると、

古の君子は交わり絶ゆるも悪声を出さず
忠臣は国を去るもその名を潔うせず

となりますが、現代文に訳すなら、

古の人格者は交際が途絶えた相手のことを悪く言ったりしないし、忠臣は国を離れても、自らの名声を上げるために元の主君を悪く言ったりはしない。

といった感じになります。

「忠臣は国を去るもその名を潔くせず」といえば、退職者が辞めた会社について批判的な言動を繰り返しているのを目にすることがあります。

退職者と会社の間でどんなトラブルがあったかはわかりませんが、恨みの塊のようになって訴訟を起こそうとしている方を見ると、正直、後ろ向きの人生の過ごし方だと感じたりします。

基本的に恨みや憎しみからは前向きの発想は生まれません。「君子」になれとは言うつもりはありませんが、できるなら、恨みや憎しみの感情ではなく、上手くいかなかったことを今後の人生にどう活かしていくかについて目を向けてもらいたいと思います。

 

人生に役立つ言葉を見てみよう・・・

役立つ用語集「故事成語・ことわざ」を見てみる

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