「企業名で検索すると、検索時に入力補助で「企業名 ブラック」と自動的に表示されるようになった」が、なぜ?というお問い合わせをたまにいただきます。
検索時に入力補助が出る場合には大きく2通りあります。
目次
1.ニュースなどで取り上げられて「企業名 ブラック」というキーワードで様々な人が大量に検索した場合
2.人為的に「企業名 ブラック」というキーワードで大量の検索を行った場合
前者と後者では「企業名 ブラック」というキーワードで大量の検索がなされたというのは共通ですが、前者では不特定多数の人が検索し、後者では特定の人もしくは組織が検索している点で違います。
企業名で検索すると、検索時に入力補助で「企業名 ブラック」と自動的に表示される場合、結構多いのが後者のパターンです。
ちなみに前者と後者の見分け方ですが、
Yahoo! で検索すると「企業名 ブラック」と表示されるが、Google で検索すると「企業名 ブラック」と表示されない場合は高確率で後者 のパターンです。なぜかと言えば、Yahoo! と Google を比べると検索システムの精度は Google の方が数段優れていて、人為的に「企業名 ブラック」のようなキーワードを大量に検索した場合に Yahoo! のチェックをかいくぐれても Google のチェックをかいくぐるのは非常に困難な為です。
というわけで、Yahoo! で検索すると「企業名 ブラック」と表示されるが、Google で検索すると「企業名 ブラック」と表示されない場合は、何らか人為的な検索が絡んでいると考えた方が良いでしょう。
では、誰が人為的に引き起こしているのでしょう?
企業を運営していく中で大小さまざまなトラブルはつきものですが、そのトラブルが「企業名 ブラック」という表示を引き起こしている場合が多いように思います。競合他社が仕掛けてきていると思われる場合もありますが、圧倒的に多いのはその会社の「関係者」によるものです。もう少し具体的に言うと、その会社と何らかのトラブルを引き起こして退職したり解雇された元社員、日頃会社に対して負の感情を持っている現役社員など・・・。
実際、「企業名で検索すると、検索時に入力補助で「企業名 ブラック」と自動的に表示されるようになった」というご相談を聞いていると、「企業名 ブラック」と表示され始めたその前後に、社内トラブルなど思い当たる節があるケースも多いです。
「企業名 ブラック」のようなマイナスのキーワードが表示される場合、根本的な問題の解決なしに状況を変えることはできません。
テクニックで一時的に表示をなくすことに成功しても、時間が経てばまた元に戻ってしまいます。これを機に社内トラブルなどの解決も同時に図ってみてはいかがでしょうか。