インタースティシャル広告とは
インタースティシャル広告とは、インターネットにおける広告の手法の一つです。
インターネット上に公開されているサイトを通じてパソコンやスマートフォン、タブレット利用者から顧客を集め、売上を伸ばすといった流れの中で、インタースティシャル広告はサイト内に設置する広告で、ページ移動の間に挟み込むように独立した広告ページを表示するのが特徴です。
インタースティシャル広告は、主にニュースサイトに見られる傾向が強く、ページを見ようとすると、広告ページがあらわれて「コンテンツを読む」とか「ページをスキップ」などの文字が同時に表示されています。これらの文字のリンクを閲覧者が押さなければ、強制的に広告ページが表示されたままになったり、数秒後に自動的に移動する仕組みとなっています。
ページ全体が広告になる方法以外に、目的のコンテンツページは表示されているものの、その上に広告のポップアップを表示する手法もよく見かけられます。これもインタースティシャル広告の一種です。近年普及が顕著なスマートフォンの場合、アプリをダウンロードする際に広告がポップアップで表示されることがあります。
インタースティシャル広告については、2017年から検索サービスとして有名なGoogleが、コンテンツの閲覧を困難にする広告を配置するページの評価を下げるようにアルゴリズムを更新しています。インタースティシャル広告を導入しているなら、早めの対策を実施したいところです。
評価を下げやすいのは、クリックしたりスクロールしないとコンテンツが見られない広告です。ページを移動してすぐや、閲覧中にコンテンツを覆い隠すような広告表示も良くありません。
ただ、利用者のログイン画面で表示するものや、コンテンツの邪魔にならない位置なら評価を下げる心配はしなくて良いでしょう。また、年齢確認やクッキーに関することなど、法的に必要性のあるインタースティシャル広告なら問題ありません。
ちなみに Googleアドセンス広告でも、スマートフォンなどモバイル端末向けのインタースティシャル広告があり、この場合はページの評価は下がらないのですが、インタースティシャル広告は、ほぼ強制的にサイトの利用者に広告を目立つように見せることができるため有効な手段ではある一方で、利用者に煩わしさを感じさせるリスクを持っていることから、インタースティシャル広告の使い方には注意すべきでしょう。