集客手段としての「インターネット広告」は年々使いどころが難しくなってきています。
そこで、今回はインターネット広告について、どういったサービスや業種で適していて、あるいは適していないのかについて考えてみることにしましょう。
まず、インターネット広告の費用対効果を考える上で重要な指数は
2.広告のクリック単価
3.成約率
の3つです。
CVR とは、CV率・コンバージョン率とも言われますが、サイト訪問者におけるコンバージョン(お問い合わせや購入など)の達成率のことです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
【関連記事:CVR(CV率)を考える】
CVR が高くクリック単価が安ければ、コストパフォーマンスは良く、CVR が低くクリック単価が高ければ、コストパフォーマンスは悪くなります。
物販であれば、コンバージョン ≒ 売上になりますが、お問い合わせ→商談→成約 のような商品・サービスの場合は、さらに「成約率」を考慮する必要があります。
この 2つの数値で御社の商品・サービスがインターネット広告に向くか向かないかが判断できます。
例えば、
CVR: 1%/クリック単価:200円 の広告の場合、1件コンバージョンする為に要する広告費は
さらに、成約率が 10%の商品・サービスだとしたら、
ということで、200,000円が 1成約に掛かる広告費ということになります。
後は、リピート率が高い、商品・サービスならリピート率を考慮すればより正しい数字になるでしょう。
200,000円という数字を見て「えっ、高い!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
でも「CVR: 1%/広告のクリック単価:200円」という水準は標準的な数値だったりします。
つまり、御社の商品やサービスが成約することで、この広告費を上回る利益を生み出せるなら、インターネット広告にチャレンジしてみる価値があると思います。実際、自社商品やサービス名をインターネット検索すると、ライバル会社の広告が数多く表示されると思います。
反対に、成約しても 1成約あたりの広告費を吸収できない商品・サービスであれば、インターネット広告での集客でなく、SEO対策など別の集客を目指すと良いでしょう。