セクションターゲットとは
ウェブサイトで収益を上げる手段として広告がありますが、一般の人でも簡単に設置できる広告としてGoogleが提供するアドセンス広告が存在します。
セクションターゲットとは、このアドセンス広告に関連する機能の一つです。
訪問者がアドセンス広告をクリックすることにより、ウェブサイトの運営者に収益が発生するという便利な存在ですが、コンテンツマッチの広告という特徴があり、ウェブサイトのテキストなどをアドセンスが独自に検証して、内容に適した広告を自動的に表示させることができます。
機能的に優れているものの、必ずしもコンテンツにマッチした広告が表示される訳ではなく、場合によっては意図したものとかけ離れた広告が表示されてしまうのが厄介です。こうなると訪問者に広告をクリックしてもらえる確率が下がり、収益に悪影響を及ぼしてしまいます。
上手くマッチしない問題を解決する手段として用いられるのが、セクションターゲットです。
セクションターゲットは、強調機能と無効化機能の2つの機能を持っていますので、広告と深く関連付けたいテキストの部分に対して強調機能を用い、逆にあまり関連性が深くないテキスト部分に関しては無効化機能を利用します。こうすることで、コンテンツマッチの精度が高まり、理想的な広告が表示されるという仕組みです。
実際のセクションターゲットの設置方法はとても簡単で、専用のタグをアドセンスを設置中のウェブサイトのHTMLファイルの中に書き込むだけです。
強調機能のタグの設置はコンテンツの部分を囲むように、
<!-- google_ad_section_start -->
のタグを最初に付け、末尾に
<!-- google_ad_section_end -->
を記述し設置します。アドセンス側は囲まれた部分を参照して、その内容にマッチした広告を表示しやすくしてくれます。
続いて、無効化機能のタグの設置です。
<!-- google_ad_section_start(weight=ignore) -->
をコンテンツの冒頭部分に挿入し、末尾に
<!-- google_ad_section_end -->
を挿入すれば完了です。無効化機能も強調機能と同じように目的のコンテンツの部分に記述するだけで機能してくれます。
こちらの設定をすれば囲まれた部分の内容を無視する形で広告が自動的に表示されますので、強調機能と組み合わせることでより一層効果が増すようになります。
但し、必ずしもこのタグで広告表示を自由にコントロールできるとは限らないことを、よく覚えておきましょう。