ネイティブアド とは、私たちが Webサイトや SNS などのメディアを利用した時に自然と特定の情報を見かけるように設置された広告です。
通常のバナー広告はその情報を見てもらうことを目的とし目立つように作られていますが、ネイティブアドは逆に目立つことなくコンテンツの一つとして Webサイトやメディアに溶け込むように作られています。
ネイティブアドには大きく以下の 6つの種類があります。
- インフィード型
- 検索連動型
- レコメンドウィジェット型
- プロモートリスティング型
- ディスプレイ広告の中に入れるコンテンツ型の広告
- カスタム型
インフィード型 では画面を読み進めるとコンテンツのコンテンツの間に挟み込まれた広告を見かけます。文章だけでなく動画再生もできるので、興味を持たれやすいという特徴があります。
検索連動型 は、キーワード検索の結果を表示する時に、一緒に同じ形式で広告が表示されます。
レコメンドウィジェット型 は、レコメンド(おすすめ)欄として広告に出したい記事を掲載します。関連記事やおすすめ記事としてリストアップされるので、その商品のターゲットであるユーザーが記事を読み進めやすい特徴があります。ただし関連記事のリストを確認しなければならないので、広告が入っていることに気づかないケースもあります。
プロモートリスティング型 では、検索した時に結果の一番最初に<PR>として広告を出します。ページの一番上にあるので目に留まりやすいのが特徴です。
配信する内容によっては ディスプレイ広告の中にコンテンツ型の広告を入れる こともネイティブアドになります。配信する枠は IAB(米国ニューヨークに本拠地を置くインターネットアーキテクチャ委員会:The Interactive Advertising Bureau)というところが基準を設けているので、その基準を守らなければなりません。
これら 5つの分類に当てはまらないものを カスタム型 と言います。一例としては、メッセージアプリに使うスタンプがこれに該当し、広告の出し方はそのサービスの特徴に合っていることが条件です。
ネイティブアドとは本来、ユーザーが能動的に情報を得る時にそれを妨げないように提供されるものです。ネイティブアドはアメリカが始まりですが、日本では「広告に見えないように広告とはっきり表示しなくて良い」と勘違いしている人もいます。しかし、ネイティブアドをステルスマーケティングと疑ってしまうユーザーも多いので、分かりやすい場所に<広告>と入れてその部分は背景の色や枠を他のコンテンツとは変えるなど、誠実な態度が求められています。
通常のコンテンツだとページを開いたユーザーが広告だと知れば、騙されたとブランドや商品に対して不信感を抱いてしまいます。第三者の意見を取り入れて広告の内容もユーザーのニーズに応えたものにすると良いでしょう。