フロービジネスとは?

経営に役立つ用語

フロービジネスとは?

フロービジネスとは

フロービジネスとは、1回の取引ごとに取引が終了し、取引ごとに収入を得るビジネスのことです。フロービジネスは、ある一定数の会員を確保して継続的に安定した収入を稼ぐストックビジネスとよく対比されます。

フロービジネスは、コンビニエンスストアやレストランや飲食店など単発的な収入を得るビジネスになります。コンビニエンスストアを毎日のように使う人や、レストランや飲食店などには常連客などもいますが、商品を購入したりその日の飲食が終わるごとに取引が終了するため、フロービジネスに分類されます。

フロービジネスはストックビジネスと違い、安定した継続的な収入がないため、どの程度の売り上げがあるかは、その時にならなければ分かりません。その日の天候や景気などによっても大きな影響が出てしまい、売上が増えたり減ったりします。また、同じ業種のライバル店との競争やその年の流行などによっても売り上げが左右されてしまいます。

そのため、フロービジネスでは売り上げを確保していくために、様々な手段を手間暇かけて考えたり実行したりしなければなりません。企業の経営を続けていくためには、全力を出してライバルとの競争に勝ち、いろいろなアイデアを考えて顧客を確保していく必要があります。

しかし、フロービジネスにも多くのメリットがあります。ストックビジネスでは一定の収入を得るためには、ある程度の会員数が必要になります。目標とする会員数になるまでは収入が少ないので、それまでの間は運転資金が必要になります。一定の会員数が確保できなければ売り上げられず、経営を続けて行き難いのがストックビジネスのデメリットになります。

これに対してフロービジネスは、ストックビジネスのように一定の会員数を必要としないというメリットがあり、早い時期からある程度売り上げる可能性があります。お店をオープンする前からしっかりと宣伝活動を行い、お客に対して魅力的なオープンセールなどが行えれば集客できる数が多くなります。このように、開業してすぐに収入があり急成長の可能性がある事もフロービジネスのメリットと言って良いでしょう。