ご覧になっているこのサイトでは、ブログやメディアサイトを運営する上での様々な実験を行なっています。
立ち上げ当初から1記事800〜1000文字で毎日更新を行なってきましたが、10ヶ月目を迎えた時点で1記事1500文字程度に文字数を増やし、代わりに更新頻度を毎日から週3回程度に落とす実験を行なっていました。
【実験内容】
変更前 | 変更後 |
文字数:1記事800〜1000文字 | 文字数:1記事1500文字前後 |
更新頻度:毎日更新 | 更新頻度:週3回更新 |
【当時の記事:ブログのPVは?~ブログ開始から10ヶ月】
この実験には、一般の方が知りたい内容をより詳しく記事にすることが、SEOひいてはアクセス増につながるのではないか、と考えたのと、1週間あたりの文字数はあまり落とさないことで、記事の作成・更新作業の省力化ができるか、といった意図がありました。
半年ほど前から2ヶ月ほど実験を実施し、アクセスを増やす方法となり得るのか、をウォッチした結果を公開してみましょう。
結果としては、
ほとんどアクセス数は増えませんでした。
さらに2ヶ月は記事更新をしない期間を設けて、その後の状況も観察してみましたが、一向にアクセス数が増える気配はありませんでした。
週3回更新のペースだと2ヶ月でも25〜26記事にしかなりませんので、1記事あたりの文字数を増やしても、そもそもの記事数の情報量の少なさをカバーできなかったということになります。
文字数を多くすることでロングテールのSEOを狙い、ニッチなキーワードからのアクセスを増やそうとしてみたのですが、見事に目論見が外れてしまったようです。
「ロングテール(long tail:長い尻尾)」とは
SEO対策としての「ロングテール」とは、1ページあたりの文字数を増やすことで、検索数が単体では多くないニッチなキーワードを数多く盛り込み、様々なキーワードからの検索アクセスを増やしてアクセス総数を大きくする手法のこと。
マーケティングなどの分野では「2割の顧客から8割の売上がある」といったように「上位2割の合計が全体の8割を占める」という経験則がありますが、逆にネットアクセスなどでは、少しずつしかアクセスのないキーワードからのアクセス数をすべて合計すると無視できない割合になり、逆にアクセスの多い少数のキーワードからのアクセス数を合計しても大きな割合にはならない現象がよく見られます。
最短距離でブログやメディアサイトのアクセス数を伸ばすには、800文字以上の記事を毎日更新し、できるだけ1日あたりの記事数多くすることが重要という結論に至りました。
ということで、記事更新2年目に入る10月上旬から、記事更新頻度を毎日に戻し、1記事あたりの文字数を1000〜1500文字、1日2記事更新にして、新たな実験をスタートしています。
まもなく、このサイトも500記事に到達しますので、その時点でアクセス数等計測してみたいと思います。