あなたのサイトは表示まで5秒以上掛かりませんか?

集客豆知識

あなたのサイトは表示まで5秒以上掛かりませんか?皆さんはGoogleやYahoo!の検索結果をクリックした時、(ホームページが重く)スムーズにホームページが開かず中身を見ないまま元に戻った経験があると思います。

今回はそういった「重いホームページ」がお問い合わせにどういった影響を与えるかについての実験結果を書いてみることにします。

仮に全く同じ内容のホームページが2つあって、1つはアクセスした時に瞬時に表示されるホームページ、もう一つはアクセスしてもなかなか表示されないホームページだったとします。どちらのホームページからのお問い合わせが多い気がしますか?

もちろん「アクセスした時に瞬時に表示されるホームページ」の方がお問い合わせ数が多いのですが、では、アクセスした時にホームページが表示されるまでに●秒間余分に掛かるとどの位お問い合わせに響いてくるか?これが今回の実験テーマです。

こんな無茶な実験をさせてくれるクライアント様は当然いませんので、今回は当社の自社サイトを使って実験しました。

実験した内容)

A.通常の自社ホームページ(動作は軽い)
B.中身はA.のままで5秒間待ってからページを表示するように細工したホームページ

A.B.それぞれを2ヶ月間交互に設置して直帰率を計測してみました。
(直帰率とは大雑把に言えば、ホームページにアクセスしたもののページの中身を見なかった人の比率です)

まずは結果から、
A.の直帰率は 約50%
B.の直帰率は 約65% でした。

単純に言うと、
A.のサイトに100人が訪れたとすれば50人がページの中身を見ないで閲覧を中止し、50人が何らかの形で閲覧
B.のサイトに100人が訪れたとすれば65人がページの中身を見ないで閲覧を中止し、35人が何らかの形で閲覧
ということになります。

つまり「ホームページ表示まで5秒間余分に掛かると、ホームページを閲覧してくれる人は 70% に減る」わけです。
具体的な数字は出しませんが、直帰率だけではなく、閲覧ページ数もホームページの滞在時間もB.はA.のほぼ 70% となっていて、実際にお問い合わせ率(CV率/CVR)も 70% 程度に減っていました。

ちなみにホームページ表示まで5秒間以上要するホームページは、昨今ホームページの高機能化に伴い、かなり多いのが実情です。例えば、ここ1~2年で普及している1つのホームページでスマートフォンからPCまで自動変形してくれるレスポンシブデザインですが、複雑なファイル構成の為、表示スピードを意識して作らなければ表示まで5秒以上掛かるホームページもざらです。また、ホームページをブログ感覚で更新したい方に人気のワードプレスもレスポンシブデザイン同様、動作が重くなりがちです。

自社ホームページからお問い合わせが来ないとお悩みの場合、まずアクセスから表示まで5秒以上要していないか確認してみることをおすすめします。もし5秒以上掛かっているなら、御社のホームページはデザインやその中身以前に約3割の訪問者をホームページの「重さ」で失っているかもしれません。