先日、ホームページのコンサルティングをしたお客様がホームページをリース契約していました。
一時期、IT営業会社がこぞってホームページのリース販売をやっていましたが、安いホームページの認知度が高くなるにつれ、ホームページのリースは絶滅したと思っていました。しかし、どうやら地方都市の個人事業主を狙って生き残っていたようです。
インターネット集客の専門家として申し上げますが、基本的にホームページはリースやレンタルするものではありません。
リースというと分割払い的に考えているのかもしれませんが、お客様側にホームページの所有権はありません。あくまでリース期間中ホームページを使用できるだけです。期間が満了後、再度契約を更新しない限り、ホームページは使えなくなってしまいます。ホームページが使えなくなれば、それまでの検索順位もリセットされてしまいます。それを避けるためにはリース期間満了後、再リースを続けお金を払い続けなければなりません。
ホームページは個人事業を含む企業にとって需要な資産であるべきだと思います。業者から借りたりリースしたりする種類のものでなく、買い取って自社所有するべきです。
加えて、ホームページのリースは通常の制作（買い取り）に比べてかなり割高です。さらに、途中解約ができません。
本来、経営基盤が弱い企業であるほど、安いホームページを選ばなければならないのですが、リースを選んだ結果、長期に高額の負債を抱えるようになってしまいます。
よくホームページを作れば集客できる的にお考えの方がいますが、ホームページ単体を寝かせておくだけでは何もお金を産んでくれません。SEOなり広告なりでホームページへのアクセスを確保しなければなりません。
そういう意味で、ホームページの制作に関わる費用はできるだけ抑え、可能な限りアクセス確保に予算を割くべきです。
