マルウェアとは
マルウェアとは、malicious software を短縮した言葉でコンピュータやスマートホン、タブレットなどに悪さをするプログラムの総称を指します。そして、その代表が「コンピュータウィルス」です。
コンピュータウィルスは、ウィルスという名前の通り、メールなどの添付ファイルを開けるなどして感染してコンピュータに侵入する形を取りますが、そのほかにも、ブラウジング中に言葉巧みに怪しげなサイトに誘導されて自分自身でコンピュータ内にインストールしてしまったり、何か役立つ用途のプロクラムの中に紛れ込ませて同時にコンピュータにマルウェアにインストールされてしまうこともあります。
これらのマルウェアが侵入すると、大きく3つのことが起こります。
一つは、コンピュータを破壊したり、コンピュータを再起不能や動作をおかしくしてしまうものです。再起不能や動作がおかしくなれば、コンピュータをリカバリーせざる得なくなり、当然、コンピュータ内にあったファイルは使えなくなってしまいます。
もう一つは、やたらと広告を出したり、コンピュータを動かくなして脅迫するものです。「ランサムウェア」と呼ばれる身代金要求型ウィルスによって、世界中の多くのパソコンが短時間に被害を受けたことを覚えている方も多いかと思います。
そして三つ目は、現在に多いスパイウェアと呼ばれるものです。それらは感染するとコンピュータ内にひそかに忍んでいて、コンピュータ内の大切な情報を盗み出して第三者に送信し続けるものです。その場合は口座番号などを盗まれるとのちに大きな被害にあうことになります。
いずれにしてもマルウェアは不正なプログラムですので、感染した場合は、強力なウィルス対策プログラムで除去するか、それでもダメな場合はコンピュータをリカバリをすることになりますが、マルウェアに感染しないためには、ウィルス対策プログラムを導入したり、日頃からOSのアップデートを正しく行うことで常にコンピュータを最新状態に保つことが大切です。
また、怪しいプログラムもインストールしないことも、マルウェアの被害から身を守るためには重要です。