井原西鶴 最後の言葉〜辞世の句

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井原西鶴 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、井原西鶴の最後の言葉として、井原西鶴の辞世の句を紹介してみることにします。

井原西鶴の最後

井原西鶴は、江戸時代に大坂(現在の大阪)を中心に活躍した人形浄瑠璃や浮世草子の作家です。「好色一代男」などの作品で後世に名を残し、俳諧人としても有名だった井原西鶴ですが、1693年9月9日に享年52歳で亡くなったと言われています。

そんな井原西鶴の辞世の句と言われているのが以下の句です。

井原西鶴 辞世の句

「浮世の月 見すごしにけり 末二年」

この歌を現代文に訳すなら、

人生50年と言われているが、あまりに楽しくて、うっかり二年余分に生きてしまった

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この井原西鶴の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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