当社ではSEO対策のご依頼をよくいただきますが、サービス名や商材名のキーワードでのSEO対策がほとんどで、会社名でのSEO対策のご依頼はまずありません。
社名でSEO対策をして検索上位表示させても一見役に立たないように見えますが、社名のSEO対策は、実はかなり集客効果が高い ということについて触れてみましょう。
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〜 会社名キーワードでのアクセス 〜
広告を使っていない企業の公式ホームページで見てみると、全アクセスの中でネット検索から流入している割合は 40%〜70% 程度になります。さらにネット検索経由のアクセスの中で社名絡みのキーワードの占める比率は 25%〜30% という数値です。つまり、サイト全体の 10%〜20% のアクセスは、会社名検索からのアクセス なのです。
そして、アクセス数だけではなく、アクセスの質の面でも、サイト滞在時間や直帰率から見た場合、実は他のキーワードからの流入と変わらない、もしくは優れている数値となっています。
直帰率とは
直帰率=他のページへ遷移せずに帰った(直帰)アクセス数 ÷ 全てのアクセス数 × 100(%)
一般的に直帰率が高いのは以下のようなサイトです。
- サイトを訪れた目的とページの内容が異なる
- ページの表示速度が遅い
- サイトがUI的に見にくい
サイトから集客する場合、成否に関わる一番大きな要素は「サイトへのアクセス数」です。
この観点から考えると、サービス名や商材名など一般的に思いつくキーワードにSEOを施すよりも、会社名にSEOを施す方が効率よくアクセスを稼げる ことはよくあります。
「同名の会社が多いのでどうせ上位表示できない」とか「会社名での検索順位が上がっても営業電話が増えるだけで、どうせ集客には繋がらない」とおっしゃる企業が多いのですが、会社名での検索上位表示を SEO対策として実践している企業は非常に少ないので、競合相手との兼ね合いで言えば、意外なほど楽に上位表示できる場合が多いのです。
一般的にサイトのメインページには 5つ前後のキーワードを組み合わせたSEO設定をしますが、是非この中の 1つのキーワードは「会社名」の設定をしてみてはいかがでしょうか。