今回は都内のある内科で6か月前から進行中のリスティング広告(PPC広告とも言います)を使った集客・集患について書いてみましょう。
この内科について少し触れてみると、内科の激戦区に立地している上に地域内で後発のクリニックということで、開院以来数年間、集客に苦しんできました。
- 最寄駅から近い
- 最新の医療機器を導入している
- 院長以下女性中心のスタッフ構成である
- 医療ポリシーがしっかりしている
など実際はもっと評価されて良いクリニックでしたが、ホームページと訪れた患者さんの口コミだけでは長年地元で運営してきた同業クリニックに太刀打ちができない状況でした。また、スタッフの数等の関係で営業時間が短く、必然的に患者さん受け入れのキャパが小さいという事情もありました。
「急激な集患では予約が取れないとクレームを受けることになる為、予約状況を見ながら徐々に患者さんを増やしていく方法がないか? でも、できるだけ早い時期で集客の効果を出して欲しい」
というのがクライアント様側の要望でした。
そして、その要望を踏まえて当社が選んだのが、集客が速く立ち上がり、集客の多寡のコントロールがある程度自在にできるという特徴を持つリスティング広告(PPC広告)です。
リスティング広告(PPC広告)を行う場合、ランディングページという集客専用で縦長1ページのホームページを使うことが多いのですが、今回は時間的な制約からランディングページ制作の時間を確保することは難しいと判断し、
既存のホームページの中で一番効果が出そうなページを選んで、そのページにリスティング広告を掛けることにしました。
そんな感じでスタートしたリスティング広告ですが、早いもので今月で6か月。来院数・ホームページの直帰率(ホームページの中身を見ないで帰ってしまう率)を見比べながら、月を追う毎に広告運用を改善していき、おおよその形ができてきました。この間、一番効果的だったのは広告配信エリアの改善で、徐々にエリアを絞り込んでいくことで効果を上げることができました。その結果、現時点での到達点は以下の通りとなりました。
リスティング広告による来院単価:約4000円
リスティング広告運用開始後6か月ということでまだ改善の余地はありますので、来院単価としては 3000円くらいまでは行けるのではないかと考えています。