民進党 前原誠司氏のネット悪評対策発言で思ったこと

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民進党 前原誠司氏のネット悪評対策発言で思ったこと先日、民進党の前原誠司 議員がインターネットの悪評対策について、以下のような発言をしていました。

今回は、この前原誠司議員のネットの悪評対策発言について考えてみたいと思います。

民進党 前原誠司議員の発言内容

私が代表にならせて頂ければ、広報を強化したいと思ってます。特にSNSを含めた広報を。

例えば皆さん、自民党って、電通という会社、子会社まで作ってですね、

例えばYahoo!とかGoogleで前原誠司と検索して頂ければ、ダーッと悪口が並びます。で、例えばそういうものを下にやるとかね。そして、前原誠司ってこんないい人なんだ、チャーミングな人なんだ。ないかもしれないけど。そういうものが上に来るとかね。

そういったようなことも含めて、徹底的に広報戦略をやってるんですね。で、我々はそれはまだまだ足りないと思っておりますので、広報戦略をしっかりやりたいと・・・。

この発言を見て「う〜ん」と考えてしまいました。

確かに民進党についてインターネット検索をすれば、「民進党 ブーメラン」を始めとして多くの悪評が並びます。

私の会社もインターネット関連ということもあり、インターネット上に悪評が並んでいるので、その情報を消したいというリクエストを時折いただきます。その度にお断りさせていただくのですが、

基本的に悪口(以下、ネガティブ情報)が書き込まれるには、それなりの理由があります。何らかのミスをしたとか、常識から外れたことをしたとか、大体理由があるわけです。

実際、民進党関連のキーワード検索を行なって、私も上位表示されているページをいくつか見てみましたが、まぁごもっともな内容がほとんどでした。

こんな状態でネガティブ情報を技術的に消したところで、何の解決にもなりません。「誰かにとって都合の悪い情報を消せば、逆に炎上して何倍にも増える」という“インターネットの法則”によって、新たなネガティブ情報が書き込まれて、また消さなければならないという「いたちごっこ」がその先には待っているだけです。事実かどうか知りませんが、前原議員が言う「電通」やその「子会社」が商売のタネができて喜ぶだけでしょう。

こういった場合、都合の悪いネガティブ情報を消すのではなく、なぜ、そういったことが書き込まれてしまったのかをしっかりと検証し、是正することが重要です。

民進党の場合であれば、自らに甘く、他人に厳しい姿勢をあらため、「揚げ足取り」や「ブーメラン」となるような発言を控えて、政治活動を地道に行うことで何年か掛かりますが、ネガティブ情報が淘汰され、自然にキレイな検索結果ができていくはずです。

国民の税金が政党交付金として入っているわけですから、そんなくだらない「広報対策」にお金を投じるのではなく、ちゃんとした政治活動に全力で取り組んでいただきたいものです。