「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。
古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、吉田松陰の最後の言葉として吉田松陰の辞世の句を紹介してみることにします。
吉田松陰の最後
幕末の思想家として知られる吉田松陰は、老中暗殺計画に加担したとされ、1859年11月21日(安政6年10月27日)に斬首刑に処せられました。享年29歳でした。
そんな吉田松陰の辞世の句と言われているのが以下の句です。
吉田松陰 辞世の句
「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」
現代文に訳すなら「自分の命がこの武蔵野で果てる事となっても、自分の思想はこの世で生き続ける。」といったところでしょうか。
吉田松陰が死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この吉田松陰の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?
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