目次
外寛内明(がいかんないめい)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
「外寛内明(がいかんないめい) 」
という中国の古書「蒙求」が出典の故事成語です。
「外寛内明(がいかんないめい) 」とは
「外寛内明(がいかんないめい) 」とは、
「他人に対しては寛大に接し、自分自身については身の程を知り、身を慎むこと」という意味です。
「外寛内明」という言葉は、上級管理職や経営者にとってとても大切なものだと思います。
よく人には厳しく自分には甘い人や、何か失敗した時に自分より先に他人に原因を見つけ出して責める人を見かけます。でも、突き詰めていくと、ほとんどの場合、自分に何らかの責任があると思います。
特に組織や会社のトップであれば、間接的であっても責任がないはずはありません。
ただ周囲に怒りをぶつけるのではなく、謙虚になって自分がどのように考えて振舞えばよかったのかを反省し、周囲には寛大に接することこそ大切だと思います。