今回は当社のクライアントである整体系マッサージ店で最近起こった安全性を欠いた外部リンクを貼ったことによる怖さ・悪影響について実際の事例を書いてみることにします。
実はこの店舗のホームページに対して当社で内部SEO対策を４か月ほど前に施していました。SEO対策後、ジリジリと順位が上昇し、そろそろ検索順位が10位以内に入ってくると思っていた頃、その事件は起こりました。
当社で施すSEO対策では、通常、順位の上昇局面で多少の順位低下があってもあくまで上下動の振れ幅の範囲内の低下で、３週間ほどのスパンで見ると上昇するのが通常です。しかし、今回の案件ではある時期を境にジリジリと順位が低下していったのです。
念の為ホームページの内部を確認しましたが、特段目立ったところは感じられません。でも、明らかに今までにない順位の動きと感じた為、クライアントの担当の方に「何か３週間ほど前にホームページで新たなサービスを導入したりしていませんか？」と聞いたところ、「マッサージ系のポータルサイトの営業マンが来て、外部SEOの効果があると言われたので２つのポータルサイトに登録した」とのこと。
早速、そのサイトを見たところ、２つとも整体系のマッサージ店だけでなく、風俗系の怪しげなマッサージ店が過半を占めるポータルサイトでした。
内容的にも、ただお店のホームページURLと電話番号を羅列しているだけで、どう贔屓目に見てもサイトの質は良くないもので、即、ポータルサイトへの登録を解除してもらい、内部SEOをより強化しました。
その甲斐あってか、１週間ほどで検索順位は再度上昇に転じ、約２週間掛けてやっと順位低下前の水準にまで戻ってきました。一旦、順位を上げたことが今後どう影響するかは未知数のところがありますが、今後も最善を尽くしていきたいと思います。
そもそも悪影響を与えるような怪しげなサイトで外部SEOの営業をする業者が悪いのですが、外部サイトからのリンクはあれば良いというものではありません。皆さんもこのような悪質なサービスに引っ掛からないように注意していただければと思います。
