大木は風に折らる

故事成語 故事成語・ことわざ

大木は風に折らる

大木は風に折らる

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

大木は風に折らる

ということわざです。

「大木は風に折らる(たいぼくはかぜにおらる)」とは

「大木は風に折らる」とは、
大きく伸びた木ほど風当たりが強く折れやすいことから「人も地位が高くなると他人から批判や攻撃をされやすい」という意味で使われます。

物事に成功したり、上手く物事が進んでいる時に全ての人が祝福をしてくれるわけではありません。成功者を羨む人も入れば、妬んで非難や指摘するタイミングを虎視眈々と狙っている人もいます。

人生には必ず波があり、人は順風満帆な時には、えてして自分一人の手柄のように思って思い上がった言動をしてしまいがちですが、いつまでも調子の良い時期は続くわけではありません。良い時期の振る舞い方、あるいは悪い時期の振る舞い方が、次の転機での没落・飛躍を左右することを忘れず、順調な時こそ後ろ指を刺されぬよう謙虚でいるようにしなければなりません。

そうすることで「大木は風に折らる」ことを少しでもなくすことができるでしょう。

 

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