富岡八幡宮 宮司殺害事件で思う事

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富岡八幡宮 宮司殺害事件で思う事

富岡八幡宮 宮司殺害事件

東京 江東区で富岡八幡宮の宮司 富岡長子さん(58)が実弟の富岡茂永氏(56)に日本刀で殺害されるという事件がありました。

当初は、通り魔事件かと伝えられましたが、実際は富岡八幡宮の後継ぎを巡る骨肉の争いだったようです。

富岡八幡宮の骨肉の争い

富岡八幡宮の宮司 富岡長子さんを殺害した弟の富岡茂永氏は、実は先先代の富岡八幡宮の宮司でした。

富岡八幡宮の宮司だった当時、茂永氏は “乱脈経営” によって宮司を解任され、父親で元宮司だった富岡興永氏が再び宮司に就いたという経緯があったそうです。そして茂永氏は、富岡八幡宮の解任の際、父の興永氏から勘当を言い渡されています。

この仕打ちを茂永氏は恨みに思っていたようで、裁判を起こしたり、怪文書を配ったりして、さらには長子さんらを脅迫したことで逮捕されたという話もあります。

そして、父親で宮司の興永氏が亡くなった後、長子さんが宮司の代わりを務めていましたが、弟の茂永氏とその親族との間でトラブルが絶えませんでした。

富岡八幡宮 宮司殺害事件で思う事

富岡八幡宮の宮司職もそうですが、世襲制というのは、必ずしも優れた人が跡を継がないということでもあります。

世襲制をとっている企業を見ていると、ロッテでの「父親・長男 vs. 次男」、大塚家具での「父親・長男 vs. 長女」のように激しい骨肉の争いとなっている例が後を絶ちません。

社員を雇っていたり、上場している以上、企業は私物ではありません。それを肝に命じて経営者は後継者を育て、後継者は前経営者の思いに応え、社会の為に企業経営を行なって行くべきだと思います。